女神の微笑み
「なんかね、さくら…ヤクザの男に捕まってまたSやっちゃって…はまっちゃってるらしいんだ」

復讐のことには決して触れず、アヤは今さくらにおかれている状況の説明を、わかる範囲でユミに伝えた。

真剣にアヤの話しに耳を傾けていたユミの表情も次第に険しくなり、聞き終えたユミはその決意が固まったように言った。

「助けるよね?」

「もちろん!」

アヤが答え、その場を後にした二人はその足で、歌舞伎町に向かった。

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