女神の微笑み
二人はまた、長く待つことを覚悟したが、その後しばらくしてすぐに、さくらはマンションから出てきた。

「じゃあ、後でね」

ユミはそう言って、アヤが微笑み返して答えたのを確認し、さくらのほうへと歩いて行った。

ユミがどこまでつけるのかはわからないが、北新宿と言っても場所は歌舞伎町のすぐ傍(そば)である。

二人が偶然出会ったとしても、なんら不思議はない。

アヤはその場を後にし、一足先に、家に向かった。


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