女神の微笑み
必死にそれを隠そうとしても、振り向いた母の顔は、涙で濡れていた。

「じゃあねぇ、とびきりいい男に抱かれて…それからね、世界一周、じゃなくて三周ぐらいしたいな」

笑いながらそう言った母の顔は、涙でクシャクシャだった。
< 78 / 252 >

この作品をシェア

pagetop