訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】

「あの子の健気さ、可愛くてしょうがないんだよね。なんかこう、守ってやりたいって言うか」

「べ、別に……いいんじゃないか」



蒼汰って、アイツみたいなのが好みだたっけな。

もっと大人の……胸の大きな女が良いとか、いつも言ってなかったけ。

蒼汰の隣に並ぶ、瀬戸の姿を思い浮かべてみる。

二人とも能天気っていうか、いつも笑っているイメージ。

お似合いかもしれない――俺といるよりかは。



「ふはっ、冗談だよ。お前ってさ、自分の気持ちを抑えようとするとき耳触る癖、治したほうがいいよ。分かりやす過ぎ」



いきなり、腹を抱えてケラケラ笑い出す蒼汰。

いったい何が起きたのか分からない俺は、間抜け面で見つめた。

はっ……もしかして俺、墓穴を掘ったってことか?



「そ、蒼汰。お前っ……」

「ふわぁ~。湊叶、帰ろう。今日も、暑い日になりそうだな」

「……あ、あぁ。そうだな」



くぅ~納得いかねぇ。

けど――俺の中のモヤモヤが、朝の日差しを浴びて消えていく気がした。


< 183 / 303 >

この作品をシェア

pagetop