僕は男だ‼

クラスだって特別なんだ‼



目を覚ましたら、目の前には胸板。
「.....誰」

僕はもしかしたら女ではないのだろう。

キャーとか叫ばず、逆に綺麗な胸だと思いながらムクリと起きてそいつ...いや、そいつらを見る。


僕の横には柳城と乃化先輩。
因みに先程の綺麗な胸板は乃化先輩。


うん。きれいだなぁ…
「....あほらし」

なんで僕と静麻先輩の部屋にこいつらがいて、静麻先輩がいないの?!

部屋を出てみると、神流先輩が参考書片手にコーヒーを飲んでいた。

「先輩。おは~」
「あぁ。おはようございます。」
先輩の隣に座り参考書を覗く。
難しい文がずらりと並んでいた。


「先輩は勉強熱心ですね」
「時雨のせいでね」
その時の先輩の横顔がはかなく見えた。

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