最高の恋の見つけ方
ゆいには、言わなかったけど、ホワイトデーに、山田くんから、告白された。



「中谷さん、これ、バレンタインのお返し」


そう言って、渡されたのは、豪華にラッピングされた、山田くん手作りチョコレート。


「え、これ凄い、私があげたの、スパイダーマンのペロペロチョコ一個だったのに、何か悪いな」



「ペロペロチョコ、嬉しかったからさ」



「ありがとう、美味しそう」



「あ、それさ」


山田くんの顔が、赤くなっていく。


「一応、本命チョコだから」


そう言って、山田くんは、厨房に逃げて行った。


私は、心の中で、山田くんに、ありがとうと言った。


山田くんと付き合ったら、毎日楽しいだろうな、と思った。


でも、恋してないから、駄目だ。


< 132 / 147 >

この作品をシェア

pagetop