ずっと、すきでした。

「そっか。あたし、応援するよ」





「うん、ありがとう!!」








でも、どうしよう。






いきなり告白するのも、なんか変だし…。















「まずは、LINE交換してみたら?」








「麻衣子…。うん、そうする」








「あ」









「ん、どうしたの?」










私の後ろをじーっと見つめている麻衣子。









その視線を追ったら











「三宅くん…」














女の子に囲まれた三宅くん登場。








彼は昼休みになると必ずどこかへ行ってしまう。








そして授業開始10分前には再び教室に帰ってくるのだけど。











どこに行ってるんだろ。








「うわっ!!」















そんな事を考えていたら麻衣子に勢い良く背中を押された。











「ちょっと、麻衣子!なにす「行ってきなよ」」










私の言葉に被せるようにしてそう言った麻衣子はニヤッと意地悪い笑みを浮かべた。










「もう、麻衣子っば…。

…行ってくるよ」










がんば~、と言う気の抜けた声援を受けて三宅くんの元へと足を進める。






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