密室ゲーム


『名前:フォト
何で知ってる?

名前:コマツ
言うわけない。交渉する?

名前:フォト
少し時間が欲しい

名前:コマツ
1週間だけねwwww』



たった1日で何があったのかは分からないが、この文面から判断するに、コマツが言っていた事は本当で、フォトは誰かのストーカーだったという事だろう。


「他にも違う画面があるかも!」


そう言いながら由里子は全てのノートパソコンを確認していくが、結局違ったのはその1台だけ。


由里子は溜め息を吐くと、ドアから一番遠い所に置かれたノートパソコンをパタンと音をさせ閉じた。


が、そのノートパソコンの後ろに4つ折りにされた白い紙と小さな鍵、そして一丁の拳銃が置かれているのが目に入る。


「拳銃って……」


何度も瞬きをしながら食い入る様に見つめるが、由里子の目に映るのは紛れもなく拳銃だ。


「な、…何で、……こんなもの……」


拳銃を見た事で一気に震えだす手を、そろそろと拳銃へと伸ばす由里子。


だが、その手の向きを途中で変えると、白い紙の方へと進めた。

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