密室ゲーム


何で……。

何で同じなの?



白い紙に書かれている文は由里子の部屋に置かれていた紙に書かれていた内容と全く同じ。


「この紙があった他の奴は居ねぇのかよ!?」


守のその言葉に思わずビクッと由里子の肩が揺れる。



自分も同じ物があったと言うべきかどうか……。



そんな迷いがあったのだが、その後に続いた修二の言葉でその迷いも一気に消えていく。


「僕の部屋には無かったけど」

「私も見なかったな」


さらっとそう答えてしまう修二と哲夫。


彼等の言葉が本当だとしたら、あの紙が置かれていた人と、置かれていなかった人の二通り居るわけになる。


こうなると嘘を吐くか、吐かないかは簡単だ。


「私の入った部屋にも無かったわ」


何も無かったと嘘を吐く。


それが一番怪しまれないし、何かを突っ込まれる事もない。


自分の身を守る為には、守の様に馬鹿正直に物事を言ってしまってはならないのだ。


この中に自分の憎む人が居るのなら尚更。

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