any thing
ーーードン!!!

「何するんだ!!」

 「遅いんだもの!!いくわよーぉ!!」

 ギュルギュルギュル!!ダ・ダーーーン!!!

バタッ!!

窓の外でものすごい音がした。

 「いたたたた・・」

 「いたいわね!!」

 「フィーラだろ!!俺を押したのは!!!」

 「だって、フランク遅すぎるもの。」

 「あ・・!!」

 部屋から、すごいけんまくで皆がみている。

 フランクの顔は真っ青だった。

 とはいえ、フィーラはにこにこ笑っている。

 「お母様、お元気で♪」

 そして、ほぼ、同時に

 「走って!!フランク!!」
 
    と

 「兵を集めろー!!!あの二人を逃がすなぁー!!!!」

  の声が重なった。

 フィーラとフランクは無我夢中で走りだした。
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