学園世界のイロジカル
やっぱり大変なようで、左手にはタブレットを持っていたまま、操作もしなかった。



その様子を、まるで「作戦通り」とでも言うかのようにナミが微笑む。




ナミはその場でまた何かを呟くと、大きく…飛んだ。




床を大きく蹴り上げ、10m以上の大ジャンプをしたナミは一回転をすると、どこからともなく剣を手にしていた。



その剣の先を柊に向けると…急に剣先から炎で包まれた、銃弾のようなものが数発放たれる。





火傷が結構なダメージとして来ていたのか、柊はうまく避けられず…まとも二の腕にくらってしまう。




「くっ…!!」



しかも、




それは右腕。





苦痛に歪む柊の顔。思わずタブレットを床に落とし、左手で傷口をかばうようにした。



銃弾を受けた場所は黒く焼け焦げていて、赤い血も見えた。






「柊…!!」





思わず叫んでしまった声に反応したのは、ナミで。



こちらに顔を向けてはいなくても…





なぜか、悲しそうな顔を浮かべていた。





「なん、で…」





そうつぶやいた時には、ナミはもう1回転をして着地していた。





っ、今の時間は…!?




そう思いながらポイセを見ると…1つの通知が入っていた。




【友人 ナミさん が、近くにいます】



そっか、さっき1回離れちゃったから…



”友人”



もう、そう呼べないのかな。



なんだか悔しくって、唇を噛む。




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