クールガールと獣《ケダモノ》くん
会場で、トイレにいった
ルイくんを待っていたら…

「なにしてんの?」


「広樹先輩…」


大学で同じサークルの
広樹先輩と守先輩。


チャラくて有名な人。


「祐希ちゃん、ひとり?」

「そんなわけないじゃないですか。
友達待ってるんですよ。」


笑顔でかわすも、
先輩たちは私を解放してくれない。


「じゃあその友達も一緒にまわろうぜ。」


肩をくまれ、振り払うこともできずにいた。


「祐希ちゃん!?」


「ルイくん!」


「男かよ。
お前だれ?祐希ちゃんのなんなの?」


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