クールガールと獣《ケダモノ》くん
「そんで?連絡しねーの?」


「しない。」


「ふーん?」


絶対…しないわよ。


だいたい、私達はただのゲームよ。


用がないのに連絡する必要ないし。


「よーし。送信完了。」


「は?」


いつの間にか携帯がとられていて…


[恭ちゃん、この間はありがと♪
またヤりたいなあ~。
だあい好き。
     結衣。]


「ツンツン頭、私達はヤってないから。」


「え…ええええ!?」


うるさ…


「するわけないでしょ。」

「恭に近づいたら絶対食われんのに。」


「何にもないわよ。
私とアイツは。」


「そーゆうことな~。
つまりアンタはそこらの女とは違うっつうことか。」


よくわからないけれど。



「てゆうか、これどうすんの。
変なメール送っちゃったじゃん。」


「まあ、いいんじゃん?
面白そーだし。」


一人でなっとくした
ツンツン頭はタバコに火をつけた。


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