願う場所、望む奇跡



「夏希先パーイ!お待たせしましたっ」



それからすぐの週末、義哉に言った通り莉亜に全て話そうと呼び出した。



「夏希先輩と出かけるの、久しぶりですね」



莉亜の言う通りで、いつ振りだろうと考えるぐらい。

もちろん、会社で逢っているから逢うのは久しぶりじゃないけど。

松本くんと別れてから、休日に逢った記憶がないかも。



「ここのとこ、仕事も忙しくてゆっくり話す時もなかったもんね」


「だから、今日はちゃんと話してもらいますよー。まぁ、そのために呼んだんでしょうけど」



なんでもかんでもお見通しらしい。

さすが莉亜さん、怖いです。


それから、ランチもしてショッピングもして、久しぶりに色々買った。

最近の仕事のことや莉亜の恋バナを聞いた。

なんだかんだ言いながら、結婚話しが出ているらしい。

高校からだから、それなりに長いもんね。

はっきり言って、羨ましいと思う。

私は一生、結婚なんて形はとれないから。

あ、お母さんが言ったことはこういうことか。

結婚の話しが辛くなるって。




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