俺様男子と無口な男子、キミならどちらを選びます?






「━━アンちゃ~ん、ジュースかってきたけどいる?」



「…あ、ありがと…」



アンちゃんの顔色が優れないままだ。



「アンちゃん…ほんまに大丈夫か?」



そう聞くとやっぱりアンちゃんは微笑んで



「大丈夫…だよ…」



と、言った。



「…そうか…」



何でそんなに強がるんやろ…



私が…ハルやないからか?



そんな事を考えているとアンちゃんから話しかけられた。



「本当に…ごめん…迷惑…かけちゃって…お詫びに…って訳じゃないけど…」



と、手渡しされたのは三毛猫のキーホルダー。



「え…これ…私に?」



急でびっくりした。



けど、今日一番嬉しい出来事かもしれない。



「うん…ありがとう」



「いやいや!!こちらこそやで!!」



「ううん…僕の方こそ…ありがとう…」



と、私達の間でありがとう合戦がしばらく続いた。




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