俺様男子と無口な男子、キミならどちらを選びます?
「━━エノちゃーん!!」
…全然起きないんですが…
さっきから名前を連呼しているのだが、この二人はと言うと気持ち良さそうに眠り続けている。
「どうしようか?」
と、クウに思わず助け舟を出してしまった。
…まずい…クウがまともな答えを返してくれる訳ないのに…
「…ほっとけ。
俺は美味いもんでも食ってくる。」
ほらぁ…やっぱり…
と、私が項垂れていると勝手に行ってしまったはずのクウの声が聞こえてきた。
「何、ボケーとしてんだよ。
さっさと行くぞ。」
「へ?」
急なことで私の頭は当然の如くついて行けるわけもなく…
「ど、どういう…」
「はぁ!?…ちっ」
クウに呆れられた私。
いやいや、分かんないでしょ?フツー。
ずっと私がはてなマークを出していると、諦めたらしい。
「…だからだな…そいつらほっといて二人で回るぞって言ってんだよ…はぁ…
…それともなんだ?帰るか?別に俺は帰っても…」
そのクウの一言に焦って私は答えた。
「いえいえ!!滅相もございません!!
お供させて頂きますっ!!」
「お供って…お前…」
と、まさかのクウから本気で引かれた私。
「まぁいいや…行くぞ」
と、さっさと行ってしまうクウに私は小走りでついていった。