幽霊なキミ。
十二、なんで!?
そんなある金曜日。




学校から帰ってきた私は、玄関に見慣れないスニーカーがあることに気づいた。





(誰かしら……?)




メンズものっぽいそのNikeのスニーカーの隣に、自分のローファーを並べる。





(お父さんのお客さんかな……?)





茶の間からお母さんの楽しそうな笑い声が聞こえた。




(お母さんのお客さんかな?)




そう思いながら、茶の間の扉を開いた。


「ただいま……


……!」





そこに座っていた人物に、私は言葉を失った。

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