ヤクザと少女2


「大丈夫ならいいや」


そう言って翔は私を抱きしめた



「何かあったらすぐ俺に言えよ?」



「でも・・」



「俺を頼れ



頼っていいから・・・



わかった?」




私の言葉を遮るようにそう言って



答えを聞かぬまま部屋を出て行った




もう




何も失いたくないのに・・・・



「不倫」


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