一ノ瀬さん家の家庭事情。
こんなかっこいい執事がいたら、もうドキドキしっぱなしだよ!

「聡太ー、お前一人で客持っていくなよ!」

「何言ってんだよ!ほら、準備はじめないと。」

でも本当にかっこいい…

「愛ー、材料は?」

厨房のほうの係の子が教室に入ってきた。

「あっ、持っていく!」

フルーツやケーキの材料が入った段ボール。

結構重いな…

家庭科室まで少し距離があるんだよね。

よたよた歩いていると、ひょいと急に腕が軽くなった。

「持つよ、家庭科室?」

「あ、浅丘君!」

そこにはさっきまでみんなの中心にいたはずの浅丘君。

近くで見るとよりかっこいい!

「大丈夫だよ!」

「いやいや、いっぺんに2個は厳しいよ。俺、開店まですることないし。」

やっぱり優しいな。

そういえばこうして二人で話すのってすごく久しぶりな気がする。

「いよいよだね、文化祭。」

「葉の寺嶋の応援、行かないとな。」
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