あの日、流星群。


『・・・雨か。』


雨。嫌だな


「どしたの?」


心配そうな顔でこちらを見てくるレイ


そんな顔しないでよ


『なんでもない』


「フーん」


興味なさそうな顔して、本当は私の感情を探ろうとしてる


『ほらっ、クレープ食べに行くんでしょ』


「行く!」



感の良い親友は、いつも私を探ってくる



私はそれに、気付かないふりをする


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