HALF MOON STORY
私は先輩の言葉通り
その日の午後は
仕事に打ち込んだ
今度ハルに逢ったら
何をしようかな
何を着ようかな
そんなことばかり
考えて働いた
そしてその夜
自分の部屋の中
一人で夕食を食べていた時のこと
ハルからメールがきた
私は急いで確認する
仕事の合間に
送ってきたみたいだった
今日はごめん
愛しているよ
たったそれだけだった
たけど
私にはそれだけで
充分だった
溢れる涙を拭きながら
返事を書く
私も愛してる
それだけ送った
大丈夫だよ
ありがとうハル
待ってる、ずっと
結局
今までと変わらない
毎日が続いた
逢うことは出来なかったけど
電話したり
メールしたり
そこは
変わらなかった
私は
先輩のアドバイスから
気持ちを切り替えて
ハルと逢う為の準備期間だと
思った
逢えない間に
自分のスキルも増やそうと
勉強もした
そんな時にハルから
メールが来た
ライブで名古屋に来るらしい
私は蘭と圭介を誘って
ライブを見に行くことにした
それは日曜日の午後だった
ライブは四時スタートで
場所は名古屋では有名な
クラブだ
初めて入る大人の世界に
三人はドキドキしながら出掛けた