HALF MOON STORY



先輩はヤッパリね



と、言った



私は驚いた




「そうだと思った



よし、これで係長から



おごってもらえる!」



そう言って笑う



「何ですか、それ」



そう言ってみた



「実は係長のとこに



役員から愛果さんを



紹介して欲しいって



話があってね」



私は驚いた



「私に係長が相談してきたんだけど



多分



彼氏居ますよって



言っといた」



そしたら係長



まだ引き下がらないから



かけてみたんだ」


全く



何してんですか先輩



私は可笑しくて笑った



「今度私もおごって下さい」



そう言ってみた



先輩はニッコリ笑い



「いいけど、彼氏見せてね」



と言う



かなわないな



いいですよと言った



「でも、暫く仕事で



逢えないって言われて」



私はそう、先輩に甘えた



先輩はふーんと頷いた



そして



「そんな時は



仕事だね



今度逢った時に



もっと楽しむために



お金ないと遊べないぞ」



そう言って笑う




「なんて



仕事に打ち込んで



私を楽させて下さい」




そう先輩は嬉しそうに笑った



「お見合いの話は



上手に断っとくね」






そう言って話を終わらせた



「あ、彼氏と上手くやってね



応援してるよ」



そう、最後に付け加えた






< 65 / 72 >

この作品をシェア

pagetop