Secret
「姫花、一緒に飯食おうぜ」

「ごめん、乃愛と約束してるから……」

「姫花、授業サボろうぜ」

「……丁重にお断りさせていただきます」

「姫花、どこに行くんだ?」

「……お手洗いですけど」

「一緒に行こうぜ」

「……遠慮致します」



諒と距離をおこうと決意した日から3日後には、その決意も無駄だったんじゃないかと思わざるを得なくなっていた。

そして、私は気付いた。

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