意地悪な君と意地っ張りな私
「私だってこんな風に咲良を傷つけたくなかった。
だけどやっぱり蓮くんが咲良のこと話すのは嫌だった。
だからその度、咲良が不幸になればいいって、そう思った。」
「だから陰湿ないじめをしたと?」
素直にうなずく有宮。
「お前の考えは分からんでもないが、
急に態度変えられて、加藤はどう思ったと思う?」
考え込む有宮。
てかなんで俺も諭してんだ…。
「咲良、辛かっただろうな…。」
「おう。」
「私、自分のことばっかりで…。
咲良のこと、何も考えてなかった。」
両手を顔に当ててしゃがみこむ有宮。
「だったらお前が今出来ることはなんだ?」