しだれ桜~戦国純愛物語~
「ま、思い出したらまた言うわ」



えー!それはないですよーー!




…ま、いっか、そのまま結婚のことも忘れてくれれば………!!






とか思いかけていた私は甘かった!





「ととさまー、海希はととさまと結婚いたしまするー!」




「おおーー、姫や、うれしきことじゃてのぅ~!聞いたか、おさと!」



「はいはい、ようございましたね~」





「なんじゃ、その反応は」



「いーえー、別にー。
 っていうかそれより、私の相手は誰なの ですっ!?」



「んー?おおっ!
 えーっと……
 あっ!思い出したっ!
 たしか…「殿っ!失礼いたす!」




だれよっ!いいとこなのにっっ!!

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