あの頃に…
第四章
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あたしは、まだ…電話をしていた。
麗「ねー、海斗?」
海「なんだ?」
麗「ちょっと、愛奈に変わってくれる?」
海「…………あぁ。」
『-----ガチャ---ゴチャ---ッ』
愛「もしもし?麗羽ッ!!!」
麗「そんなに、慌てなくていーよ」
愛「だって!!!麗羽…平気?」
麗「………平気平気」
愛「……ッ!!強がんなよッ!!」
愛奈に怒鳴られた……
愛奈は、あたしの事を思って
言ったんだと思う………。
愛「あ……。ごめん…ッ」
麗「うんん。大丈夫だよ!
あたしの為に…ありがとね。愛奈…」
愛「うんッ!」
麗「………どうしよっかな…この先」
愛「何で、蓮がああなってるのかが
私等には…わからないから
それを確かめるのは、麗羽だよ?」
麗「…ぅん。わかってる、」
愛「…うん、だよね。」
麗「ダメ元で今…今から蓮に電話してみる…」
愛「えっ??」
麗「その方が…早い、気がする。」
愛「んー、確かにそうだけどさ~…」
麗「一旦切るよ。蓮の後に
もう一回電話しても…平気?」
愛「…うん!平気!待ってる。」
麗「ん。じゃ、後で……」
あたしは、電話を切った。