真実の元姫。

「千秋。また明日な!」

「千秋ちゃんまたねー!」

「なんかあったらすぐ言えよ?」

「俺たちは友達だ。だからなんでも頼れよ。」

「…っ…うんっ!」

泣きそうな顔で千秋ちゃんは返事をした。

笑顔で。

その顔は、何かが吹っ切れたような顔だった。

外はまだ少し明るかった。

「はい。バンザーイ!」

「バンザーイ!」

ひょいっ

うわ。軽っ!

「千秋ちゃん。ちゃんとご飯食べてるか?」

「んー。食べてるよ!そこそこ。」

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