真実の元姫。

「ちゃんと会って。話すんだ。」

「会うのが…怖いよ。」

また、あの時みたいになったら…

私はっ…

「大丈夫。お前はひとりじゃないだろう?」

え?

「「〜っ!」」



「俺は…もう行くよ。」

「っ…お父さん!」

「千秋。俺はいつでも、お前を愛しているよ。」

「お父さんっ!大好き!ずっとずっと、大好きだよ!」

「ははっ…いい仲間を持ったな。千秋。母さんをよろしくな。」

スゥッと

お父さんは暗闇に消えていった。

最後に笑っていた。

私の大好きなあたたかい笑顔で。

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