あと一歩の勇気を―君が全てを失ったあの日、僕らは一体何ができただろうか―
「タピオカ飲みたい」
「あれ地味に高くねぇか?」
「それなっ」
モールでの二人は特に何をするわけでも無く、ただ店内をまわって食べ歩きをしたりして適当にブラブラと時間を潰していた。
「あ、ねぇ知ってる?」
「知らねぇ」
「まだ何も言ってない」
タピオカを売っている店が見えてきた。店は、割りと繁盛しているようで軽く行列が出来ている。と言ってもまぁ三、四人程度だが。
「タピオカってさ基本黒じゃん?」