あと一歩の勇気を―君が全てを失ったあの日、僕らは一体何ができただろうか―
「スゲー色のもあんだろ。なんかー……赤とか緑とかのヤツ」
「まぁ確かに」


列の最後尾にならび店の外側にかかげられているメニュー表を見ながら朱が秀俊の目を見ずにそのまま口を動かす。


「まぁそれは置いといて、真っ白のタピオカもあるんだよ‼」


これみたいなっと指先にあるメニュー表の写りのいい画像を見やる。確かに、赤い半透明の液の中には先ほど話していたような黒や、カラフルなものでは無いらしい。色が少し違う。どうやら白のようだ。


「でねっこの白いのって普通のタピオカよりも高いんだって!その分普通のよりもモチモチしてておいしいんだけど」

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