君色に染まれ
帰りしな美月は祐希奈に言った。

「私 坂巻さんが好きかも。」

祐希奈は驚いたが、驚いていない振りをした。

祐希奈は自分の気持ちにまだ自信がなく美月にほんとの気持ちを伝えられなかった。

「バイバイ また明日ねー。」

ひとりになった祐希奈は 美月のさっきの言葉を思い返していた。

ああ これじゃあ 三角関係じゃあ。
はあ どうしよ…。

祐希奈は今後の展開が不安で仕方なかった。

美月のことだ。必ず近々坂巻さんに告白するだろう。

祐希奈は焦った。
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