excellent water
「ア……クア……。」
春乃お嬢様じゃないところから、声が聞こえてきたし……恐らく 瑞姫お嬢様の声が。
「瑞姫お嬢様⁇」
「アクアは、誰とでもキスできるの⁇」
泣きそうな顔で 心から訴えるかのように瑞姫お嬢様が聞かれる。
「はい、それがお嬢様の命令だったとすれば……の話ですが。」
バチンー
「酷い……酷いわ……、アクアなんて……大っ嫌い……つ‼︎」
私の頬を張られた後、瑞姫お嬢様は何処かへと走って行かれた。
「アクア、大丈夫⁇
頬っぺた、赤くなってるよ⁇
神林さんとかに診てもらった方が……」