キスの後の後。
*3*恋い焦がれ

少しだけ睡魔に襲われ、目をこする。


再び開けた視界に映ったのは――…



『―――圭太…?』



月明かりに照らされた、真剣な顔つきの圭太。



『部活に入ったのは、先輩に一目惚れしたから。』



呟く。



『タイピング練習したのは、先輩に見てもらいたくて。』




呟く。




『俺、先輩が好きです。』




囁く。


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