黙ってオレのモノになってね。
・・・ちょ、ちょっと待って元気だったとしても?
そっか、ただの風邪だったんだ。病弱とか体が弱いんじゃなかったんだ。
「る~怒ってる?」
「っもう怒ってるよ、プンプンだよ。美神君が後もう少の命だって思ってたから心配したんだよ。でもウソで良かった、本当に良かった」
この時、怖かった気持ちより美神君が病気じゃないって事の方が嬉しくて涙が出てきそうになった。
「ごめん...それと、もう大丈夫だろ?」
そう言って美神君が笑うとガタンと観覧車が動き出し抱きしめられてる腕を離した。
これって何?
損したの?それとも得したの?