黙ってオレのモノになってね。


...37度7分。
熱があったの?


そう言えば、さっきより頭がクラクラする。


「どうだったんだ?」


「だ、大丈夫。微熱があるだけ。でも、ちょっと休むね」


「分かった。美神にちゃんと伝えとく」


「いいの、気にしないでお昼休みには教室に戻るから」


ボっとしながら来栖君に手を振りベッドに潜ると息を吐き目を閉じた。




眠れない。ベッドに入って目を閉じれば眠れると思ったのに。



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