【短】君の瞳に恋してる!!
『あっ、ゆうな、次体育だ! 急ごっ』
『あっ…うん!』
私は席をガタッと立った。
『ゆうな、体育の男の先生、カッコいいって噂だよ! 先生と禁断の恋でもしちゃう?』
『ばっバカ!!!!』
いくらカッコいいって言ったって…
私だけの王子が、きっと何処かにいるもん。
ふと…
りゅうや君の顔が思い浮かんできた。
『えっ…』
私は それを振り払った。
昨日から、りゅうや君の事ばかり考えてる…
でも…
『好きなんかじゃ…ないよ…』
私は呟いて、ゆうかと一緒に体育館へ向かった。