絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
第四章

残された選択

普段ならドキッとしたはず。


この時は、ギクッとした。


図星っていうか、何ていうか。


先生は絶対気づくんだ。


僕に何かあったって。


ひとつの机に向かい合って席にすわる。


個人面談……ね。


先週みんな終わったはずなんだけど。


「最近どうだ…?学校、楽しいか?小さなことでいいから、話してくれよ。」

先生はニカッといつもの笑顔。


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