絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
「お前らは、ずいぶん余裕だなぁ。あと5分で遅刻だぞぉ」
校門に腕組んで立っている先生が僕と俊を睨んで言った。

「すいませ〜ん!間に合わせま〜す!」
俊が言うと反省してるようには聞こえない。

僕が俊に続いて謝ると
「一瀬、お前は登校するのがいつも遅いぞ?ちゃんと眠れてるのか?」

ふ〜ん…
心配してくれてるんだ…。
「ちゃんと眠れてます!今度からは早く学校行けるように努力します」


ってこうして話してる間にも遅れちゃうよ。


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