青い瞳の貴方
それから1ヶ月が経って父が帰って来た。

それから一週間も経たずにお父様の様態が異変した。
「ー……」
お母様が泣いてた
「エミリーおいで?」

「お父様…」
「エミリーおいで」
「……」
「エミリー、父を許してくれるか?」
「ええ、もちろんよ」
「エミリーこれはこれだけは覚えておくんだよ?
誰より綺麗な心と優しさを持ち続けるんだ、そしたらいつかエミリーを愛する王子様が現れるから」
「うん…」
「わかった…」
「お父様…」
「エミリー、父さんは幸せにさせてあげれた?」
「うん…」
「もう、そばには居てやれないけどずっと見守ってるからな?」

「アゲハ…」
「はい、あなた…」
「愛してる、ごめんな死ぬまで一緒に居られなくて」
「リュウ…は…ばかだね」
「すぐに追いかけるから…ちゃんと見守っててよ?」
「あぁ…」
「おいで、エミリー、レオ、ノア」
「強い心と優しさを持っていればいつか幸せは来るから」

「「「はい、お父様」」」

お父様…私強くなるから。

今よりずっと。

お父様が亡くなって、お兄様が王様に就任した。
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