魔と剣の王国
「そ、そんな訳ないだろ!」


「素直になれば教えてあげるのにぃ」


「別にお前の話など聞きたくない」


「そっかあ、残念だなぁ。強がんなくても教えてって言えば教えてあげるって言ってんのにー」


「別に知りたい訳じゃ…」


「ほらいってごらん。教えてって。」


「…ッ 教えて…」


くそっ…言ってしまった。人間好奇心には勝てないのだ。


「ははっ、僕の勝ち」


そういって無邪気に笑う。
悔しい。こいつに負けるのだけは。


「んじゃ教えてあげるね。えとねさっき連絡があって、メアルとタクヤが遊びに来るーって言ってたよ」


……………えっ!?
ちょっ…嘘だろ?遊びに来るのか
メアルが。


「クアロ」


「ん?」


「いつだ?いつ来るんだ??」


「もうすぐ船着くって言ってたからもう港に居るんじゃな「わかった!ありがとな!」」


メアルが来る。







私のたった一人の親友が。
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