まだ一緒にいたかった。




そして、数週間後。
球技大会がやってくる。

あの日以来、練習はほどほどにすることにしていた。

だから体調も良くて、あたしのクラスは決勝までこられた。

でも決勝の相手は、バスケ部の人が多いクラスで、なかなか点を取ることができない。

時間は残り少し。
あたしのクラスは負けている。

そのとき、観客席の方から声が聞こえた。


「紗梨っ。入る!」



< 306 / 429 >

この作品をシェア

pagetop