まだ一緒にいたかった。
「うん、大丈夫。」
「これ、美術の…。」
「ありがとう。」
その子は、あたしに美術の教科書を渡してくれる。
「じゃあ、また。」
「うん。」
「葉山、あいつパシリに使ってんの?」
「…え?あ、いや、違うの。
なんか、特進では、変な決まりがあって…。
その中の1つが、成績が1番いい人には、礼儀正しくすること。みたいなのがあって。
あの子は特に尽くしてくれるの。
なんでなんだろうね?」