禁断の恋~ただ愛されたかった~
1
チュンチュン。

いつもどうりの朝が来る。

まぶしい。

コンコン。

「莉愛ちゃん起きてる?」

『うん。起きてるよ。』

ガチャ。

「おはよう。莉愛ちゃん。」

『おはよ。まま。どうしたの?』

聞かなくてもわかるけど一応聞く。

ままは女優でぱぱは俳優。

いつも忙しい。だから家にいないことは毎日のこと。

だけど、どこかで期待している。

仕事じゃないって。別のことだって。

でもそんな浅い期待はすぐに裏切られる。

「まま。これから仕事なの。ぱぱも急に仕事が入っちゃて____」

『___大丈夫だよ。お仕事なら仕方ないよ。いいこにしてるから。』

ほんとはいかないでほしい。仕事なんて。

でも、迷惑なんてかけられないから。

だから笑うの。ばれないように。

「ありがとう。莉緒くんもいるからいいこにしててね。じゃあままいってくるね。」

ままは私のおでこにキスをして出ていってしまった。

莉緒くんも一緒なんだ_____。

ハァー。気がおもい。昔はそんなことは思わなかったのに。






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