禁断の恋~ただ愛されたかった~
昔は優しかった莉緒くん。

ままやぱぱがいなくても楽しかった。

私、何かしたのかな?莉緒くんに。

"俺に関わるな"

今でも忘れられないあの言葉。

中学に上がるまえ言われた。

低い声で冷たくて莉緒くんに恐怖さえ覚えた。

虐められている私をいつも助けてくれて、守ってくれて大好きだった。

「莉愛は僕のお姫様!ずっと一緒にいて僕が守ってあげる!」

『うん!莉愛を守ってね!莉愛の王子様!』

「うん!約束」

『約束』

儚くて小さな約束だった。

まだ、小さい小指を絡めてただ無邪気に笑いあった日々。

なんで突然あんなことをいったの?

思い出すたび胸が苦しいほど締め付けられる。

ずっと隠しつづけてきたこの思いが溢れ出しそうになる。










莉緒くんが好きだって。


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