(仮) 約束。

溢れる想い




慶斗と帰った次の日、
学校に行くと朝から瞬に呼ばれた。





「雪菜、ちょっといいか?」




「う、うん。」




「じゃあさ、場所変えよ「瞬ー!」




教室を出ようとしたところで瞬が誰かに呼ばれた。




「和真、何だよ。」




「お前LINE見てないのかよ!呼び出しだよ!!」




確か、バレー部の和真くん。



瞬と仲良かったような……。





「あぁ!本当だ。


雪菜悪い、昼休みで!!」




瞬はあたしの方を振り返るとそう言って和真くんとどこかへ行ってしまった。








瞬、何だったんだろう。



真剣な顔してたし……。




あたしなんか変なことしたのかな…?





そう考えながら席に着くと陽菜があたしのところまで来た。






「朝からイチャイチャしちゃって!」




「してないから!」




付き合ってないって分かってても茶化してくる陽菜。




陽菜の声が大きいせいか、周りの子がいつも反応するんだよね。







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