王子様、拾いました。



その瞬間。






私、もっともっと長谷部くんとお話ししたい。

もっともっと仲良くなりたい。

そんな気持ちが湧きあがってきた。

だけど……

「じゃあ、僕そろそろ行くね」

そう言って立ち上がった長谷部くんに、私は。

「うん。今日はありがとう」

ただお礼を言って、見送ることしか出来なかった……。




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