俺、兄貴になりました②
俺一人だけ、取り残されているようで…。
「翠、洗濯物干してきて」
陽に勉強を教えながら翔にぃが言った。
「あ…うん」
洗濯物を洗濯機からカゴの中に入れ、二階に向かう。
洗濯物を干している最中に聞こえてくるのは、兄弟の楽しそうな声。
俺って、この家族の一員だよね…。
なんて、バカなことを考えた。
そんなの、兄弟なんだから当たり前なのに。
その日の夜は、無性に苦しくて眠れなかった。