隣のあなた。
バタン……
ドアが閉まる音……
徹さんはにこやかな顔
だけど、怖い。
「久しぶりだね、紗織」
「まさか、マンションを買ってたなんて知らなかったよ…」
「リフォームしてるんだ、俺と一緒に暮らすために…やっぱり紗織はいい子だ」
私に近づこうとする徹さん
『か、勘違いしないでください』
『私は今、敦司さんとお付き合いしてるんです、あのマンションは敦司さんと暮らすマンションです』
その言葉に徹さんの顔は歪む