隣のあなた。


「さ、紗織……あっ、あいしてる」


そう言って
徹さんは動きを止めた


ゆっくり私から離れた徹さん
私は急いで乱れた服を直し
備品室から出た


「紗織っ!」


徹さんの声が聞こえたけど
私には恐怖でしかなかった。


あまり従業員が使用しないトイレに
急いで入り、個室に鍵をかけ
私は座り込んだ。


悔しさもある
辛さもある
痛みもある
そして恐怖も……。


私の手首は赤くなっていた
徹さんが私を拘束している時についた痣
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