隣のあなた。


目がさめると
敦司さんはまだ眠っていた


初めて見る敦司さんの寝顔
私はマジマジ見てしまう。


綺麗な顔…
ワックスで決められている髪だけど
サラサラなんだろうな……

私は静かに敦司さんの腕から抜け出し
着替えを持ってバスルームへ行った


服を脱いでいると
鏡に映った自分に目が止まる


叩かれた腫れぼったい頬

あ……口切れてる
気がつかなかった。


手首には押さえつけられた跡
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